【クドゥス・アラビー紙】イスラエル:アラブ首長国連邦の航空機がテルアビブに到着したあとで……
5月21日(木)クドゥス・アラビー紙
アラブ首長国連邦の航空機がテルアビブに到着したあとで……
情報筋が湾岸人実業家のイスラエル訪問について語る
【ロンドン:ハサン・サルマーン】
アラブ首長国連邦の航空機がテルアビブに到着したのと時を同じくして、イスラエルのあるジャーナリストが湾岸人実業家のイスラエル訪問について明らかにした。それによれば、多数のサウジアラビア人被雇用者らはイスラエルとの公式な関係が成立したことを歓迎した。その一方で、パレスチナ人およびアラブ人活動家らは、今回の件(アラブ首長国連邦とイスラエル間で商業用の直行便運航が始まったこと)を拒絶した。本件(直行便運航開始)は、リヤドとアブダビが占領国(イスラエル)と進めている大規模な(国交)正常化キャンペーンがその背景にある。
イスラエル人ジャーナリストにして作家でもあるエディ・コーヘン氏は、自身のツイッターアカウントに以下のように記している。「速報:湾岸人実業家らはテルアビブへの道中にある。私は、この訪問が公的なものとなることを願っています。ですがもし(この訪問が)秘密裡のものになってしまった場合は、私は(参加者ら)全員の名前を明かさなければなりません。今日から秘密裡のイスラエル訪問などというものはありません。全員の名前は私のところにあります」
サウジアラビア人ツイッター利用者の多数は、この訪問を歓迎した。アーミル・ターリウ氏は以下のように書いている。「私たちは、いかなる先進国との関係も名誉なものと思います。イスラエルは先進国です。(サウジアラビアと)イスラエルとの関係は、悪意と嫉妬に満ちた多くのアラブ諸国との関係よりも良好なのです」
(後略)
【アウサト紙】イスラエル:イスラエル国会、ネタニヤフ氏とガンツ氏が分担する挙国一致内閣を承認する
2020年5月7日(木)『アッシャルクルアウサト』
イスラエル国会、ネタニヤフ氏とガンツ氏が分担する挙国一致内閣を承認する
【テルアビブ:本紙オンライン】
木曜日の今日、イスラエル国会はベンヤミン・ネタニヤフ首相とかつての政敵ベニー・ガンツ氏による新しい挙国一致内閣を承認し、このヘブライ人国家が目撃した最長の政治的停滞期間を終わらせることに合意した。
国会議員71名がネタニヤフ氏とガンツ氏の合意に賛成票を投じた一方で、議員31名はその合意に反対した。フランスの報道機関が伝えたところによれば、両氏による権力分担の取り決めは来週にも実行段階に入る。
これに関連して、「青と白」の代表であるベニー・ガンツ氏は昨日水曜日、各人が受任を希望している大臣の地位をめぐり、自身の議会ブロックの議員らと会談した。
(後略)
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【アウサト紙】リビア:「合意」政府は交渉の受け入れを発表するも、「国民軍」は南部で活動している
【アラビーヤ紙】エジプト:我々は、テロリストが侵入するガザ地区隣接のトンネル3,000本を破壊した
2020年5月4日(月)『アルアラビーヤ』
エジプト:我々は、テロリストが侵入するガザ地区隣接のトンネル3,000本を破壊した
【カイロ:アシュラフ・アブドゥルハミード】
エジプトは、ガザ地区との国境にある緩衝地帯の設置がまもなく完了を迎えることを明らかにし、テロリストらがエジプトの領土に侵入するための3,000のトンネルを破壊したと発表した。
エジプト軍の報道官であるターミル・リファーイー参謀大佐は、「エジプトは、国境付近のラファフ市と隣接するガザ地区との国境に、(ラファフ市とガザ地区の間の)幅5キロメートルの緩衝地帯の設置を完了しかけている。これはテロ分子の侵入と武器・弾薬の密輸を阻止するためである」と発言した。
リファーイー大佐は、日曜夕方の自身による広報発表のなかで、「ラファフ市と隣接する国境地帯で多数のトンネル開口部が発見・破壊された。これらのトンネルは、エジプトの国家安全を脅かし、武器・弾薬・麻薬を密輸する為に使用された」と付け加えた。同氏はさらに、「(トンネルのなかには)開口部の長さが3キロメートルに達するもの、深さが最大で地下30メートルに達するものもあった」と指摘した。
またリファーイー大佐は、「緩衝地帯の設置が完了にさしかかっているのに伴って、トンネルによる脅威は終わり、テロ分子の侵入あるいは武器・弾薬の密輸は完全に阻止されるだろう」と語った。
(後略)
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【アウサト紙】南部暫定評議会:我々は、サウジアラビアによる平和実現への努力に対し、揺るぎなく賛成の立場である。
2020年4月30日(木)『アッシャルクルアウサト』
南部暫定評議会:我々は、サウジアラビアによる平和実現への努力に対し、揺るぎなく賛成の立場である。
本紙に対するハイサム氏の発言:「我々は、『リヤド協定』にある権力分担の条項を要求する」
【ジッダ:アブドゥルハーディー・ハブトゥール】
南部暫定評議会の公式報道官であるナザール・ハイサム氏は本紙に対し、「我々は『リヤド協定』の履行に関して揺るぎなく賛成の立場である」と発言した。さらに、「サウジアラビアによる平和実現に向けた努力に関して、我々は揺るぎなく賛成の立場である。ところが遺憾なことに、イエメン政府による正当化できない遅滞がある。アデンの治安当局局長と県知事の指名および政府二分割の採用について、思い切った決定がなされなければならない。しかる後にこの問題は完全に解決されるのだ」と付言した。
さらにハイサム報道官は、昨年11月に南部暫定評議会がイエメン政府とともに調印したリヤド協定を再び履行することを求めるサウジアラビアの呼びかけを歓迎した。同氏は、リヤド協定が定める権力分担の条項を遅滞なく直ちに履行するよう要求した。
「南部暫定評議会」は数日前に、イエメン南部全体に緊急事態を宣言し、これを「自治」と称した。しかしイエメン政府はこれを激しく拒絶し、(この宣言を)「リヤド協定」に対する反逆であるとみなした。
(後略)
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【アウサト紙】ロシア、トルコとの合意を支持するためにイドリブでの軍事活動を強化する
2020年4月29日(水)『アッシャルクルアウサト』
ロシア、トルコとの合意を支持するためにイドリブでの軍事活動を強化する
モスクワの情報筋は、アサド大統領に関してプーチン大統領が「我慢できなくなっている」と語る
【モスクワ:ラーイド・ジャバル】
「アスタナコース」の国々の外相らによる会合からわずかばかりの日数を経た後、モスクワは外交と軍事の両コースでの活動を活発化させ始めた。同会合は、食い違いの範囲を減らし、次なる段階における活動の仕組みについて相互の合意を取ることを目的としていた。
時を同じくして、シリアのバッシャール・アサド大統領に対するロシアの強力な広報キャンペーンの本質と意図に関して議論が継続している。同広報キャンペーンは、ここ最近はその勢いこそ弱まっている。だがその影響は、ロシアとシリア政権との関係の行く末をめぐっていくつもの問いが提起されている点で今なお続いている。
(後略)
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