ねくたりん通信

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【アラビーヤ紙】エジプト:我々は、テロリストが侵入するガザ地区隣接のトンネル3,000本を破壊した

2020年5月4日(月)『アルアラビーヤ』

 

エジプト:我々は、テロリストが侵入するガザ地区隣接のトンネル3,000本を破壊した

 

 

【カイロ:アシュラフ・アブドゥルハミード】

 

エジプトは、ガザ地区との国境にある緩衝地帯の設置がまもなく完了を迎えることを明らかにし、テロリストらがエジプトの領土に侵入するための3,000のトンネルを破壊したと発表した。

 

エジプト軍の報道官であるターミル・リファーイー参謀大佐は、「エジプトは、国境付近のラファフ市と隣接するガザ地区との国境に、(ラファフ市とガザ地区の間の)幅5キロメートルの緩衝地帯の設置を完了しかけている。これはテロ分子の侵入と武器・弾薬の密輸を阻止するためである」と発言した。

 

リファーイー大佐は、日曜夕方の自身による広報発表のなかで、「ラファフ市と隣接する国境地帯で多数のトンネル開口部が発見・破壊された。これらのトンネルは、エジプトの国家安全を脅かし、武器・弾薬・麻薬を密輸する為に使用された」と付け加えた。同氏はさらに、「(トンネルのなかには)開口部の長さが3キロメートルに達するもの、深さが最大で地下30メートルに達するものもあった」と指摘した。

 

またリファーイー大佐は、「緩衝地帯の設置が完了にさしかかっているのに伴って、トンネルによる脅威は終わり、テロ分子の侵入あるいは武器・弾薬の密輸は完全に阻止されるだろう」と語った。

 

(後略)

 

原文URL:

www.alarabiya.net