ねくたりん通信

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【アウサト紙】南部暫定評議会:我々は、サウジアラビアによる平和実現への努力に対し、揺るぎなく賛成の立場である。

m.aawsat.com

2020年4月30日(木)『アッシャルクルアウサト』

南部暫定評議会:我々は、サウジアラビアによる平和実現への努力に対し、揺るぎなく賛成の立場である。

本紙に対するハイサム氏の発言:「我々は、『リヤド協定』にある権力分担の条項を要求する」

 

 

【ジッダ:アブドゥルハーディー・ハブトゥール】

 

 南部暫定評議会の公式報道官であるナザール・ハイサム氏は本紙に対し、「我々は『リヤド協定』の履行に関して揺るぎなく賛成の立場である」と発言した。さらに、「サウジアラビアによる平和実現に向けた努力に関して、我々は揺るぎなく賛成の立場である。ところが遺憾なことに、イエメン政府による正当化できない遅滞がある。アデンの治安当局局長と県知事の指名および政府二分割の採用について、思い切った決定がなされなければならない。しかる後にこの問題は完全に解決されるのだ」と付言した。

 

 さらにハイサム報道官は、昨年11月に南部暫定評議会がイエメン政府とともに調印したリヤド協定を再び履行することを求めるサウジアラビアの呼びかけを歓迎した。同氏は、リヤド協定が定める権力分担の条項を遅滞なく直ちに履行するよう要求した。

 

 「南部暫定評議会」は数日前に、イエメン南部全体に緊急事態を宣言し、これを「自治」と称した。しかしイエメン政府はこれを激しく拒絶し、(この宣言を)「リヤド協定」に対する反逆であるとみなした。

 

(後略)

 

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